トレンド総取りロジック(旧名称、トレンド乱獲ロジック)とは、なるべくトレンドの初動と尻尾までを捕らえるためのスキャルピング、デイトレードのトレンドフォロー・順張りのトレード手法となります。
この手法にはMACDとRSIという2つのテクニカル指標インジケーターを利用します。
細かい説明は省きますが、MACDはどの証券会社のアプリにも必ずと言っていいほど組み込まれている、優秀なインジケーターですね。
二本の移動平均線から成り、トレンドの初動および継続を示唆してくれるけど、そのままサインに従うには少しタイミングが早い、決済や損切のタイミングが分からない、という事から、RSIも組み合わせエントリーなどのタイミングを調整した手法となります。
それでは早速、売買ロジックを説明していきましょう。
ロングエントリー(買いエントリー)の条件。
1.MACDがゴールデンクロスする
2.RSIが40を下から突き破る、あるいは40のラインで跳ね返る
この2つの条件が揃ったら、トレンドが始まる事を示唆していますので買いエントリーです。上記の画像で言いますと2個目、4個目の楕円のポイントがエントリーポイントですね。
ファーストエントリーのロットは、資金30万円につき1lot(1万通貨単位)くらいがいいと思います。
3.決済、損切りの条件
・MACDがデッドクロス
・RSIが40に戻ってしまう
・ローソク足の陰線が3本連続で出現する
・納得のいく含み益になる
のいずれかの状態を満たしたら、利確、損切り共に決済です。
MACDの反転、RSIが40に戻ってしまう事、逆行のローソク足が3本連続で出る事は、トレンド再反転の可能性を示唆しています。
じゅうぶんな含み益になり、トレンドがまだ続く!と思ったら、MACDの反転などの決済の条件を満たしてもポジションを一部保有し続けてもいいでしょう。細かいレンジにもつれ込んだ場合はまだ様子見でもいいと思います。
ショートエントリーの条件。
1.MACDがデッドクロスする
2.RSIが60のラインを上から突き破る
この2つの条件を満たしたら売りエントリーです。
上記の画像の1つ目、3つ目の楕円のポイントですね。
3.決済、損切りのポイントは買いエントリーの場合とは逆に、
・MACDがゴールデンクロス
・RSIが60に戻ってしまう
・ローソク足の陽線が3本連続で出現する
・納得のいく含み益になる
のいずれかを満たしたら決済です。
【裁量判断を入れるポイント、コツ】
オススメ通貨ペアは、やはりFXの基本ともいうべきトレンドが出やすいドルストレート通貨であるユーロドル、2023年現在、大きなボラリティが出る事が多いドル円です。
エントリーのコツとしましてはやはりトレンドフォローの手法ですので、
「海外の金融市場が動くロンドンタイム、16時以降」
「直近の抵抗線、支持線を破って勢いのあるローソク足が出現した時とエントリー条件が被った時」
「ダブル、トリプルトップ、ダブル、トリプルボトムなど定番の勝ちチャートパターンを満たした直後」
などがオススメです。レンジが続くと細かい損切りが連発になってしまいますからね。
画像の中の四角のポイントは、もみ合いを抜けたトレンド飛び乗りロジックのエントリーポイントとなり、ここでポジションを追加してもよいでしょう。
エントリーは全ての時間足で行えますが、デイトレードと割り切るなら1分足〜15分足基準が良いでしょう。
先物口座で、ゴールド、日経225、米ダウ、ビットコインなどの仮想通貨などでも有効なロジックとなりますので、ぜひご自身で過去チャートを検証してみて下さい。
2021年10月4日の日経225、5分足の例。
例えば今日の日経225の5分足ですと、
ここでトレンド乱獲ロジックが発動して大きく取れますね。
・MACDがデッドクロスしている
・RSIが60のラインを上から突き破っている
で売りエントリーです。
更に29000円当たりの支持線をブレイクしているという好条件も揃ってますね。